お金と仕事と勉強

  • お金ってなに?
  • 仕事ってなに?
  • 勉強はなぜするの?


これらは、子どもたちに、よく関わってくる「問い」だと思います。

親や先生などは、これらの質問を子どもたちから聞かれることもあるでしょう。


私は仕事柄、この三つの「問い」の答えを以前から常に考えて、その時の状況によって答えを出そうとしてきました。しかし納得できる答えを見つけることができていませんでした。


そして最近、この三つの問いは、それぞれ別々のものではなく、まとめて考えることで納得できる答えを見つけることができるようになりました。


簡単にそれぞれの答えを書き出すと、

  • 「お金」は「価値の対価」
  • 「仕事」は「価値(世の中の役に立つこと)を提供すること」
  • 「勉強」は「出来ないことを出来るようにすること(価値を身に付けること)」


ということができます。

「勉強」については、前回のコラムでも触れていますが、まず、「お金」について考えていきます。


「お金」は「価値の対価」

お金は、ただ自分の手の中に持っていたとしても、ただの紙や金属です。それを他者との信頼のもと、やり取りをすることで意味が生まれてきます。

そのときお金を「受け取る」「支払う」の間には何かがあるわけですが、それは「物」であったり「体験」であったり様々です。


そして、その「物」や「体験」に支払うお金の量(金額)は、お互いに、その「物」や「体験」の価値によって決定します。

その価値に対しての金額に、双方が納得いった場合に、やり取りが成立します。


どんなに高価なブランド品であっても、その価値を感じない人は決して購入しないでしょう。

ただの石だとしても、そこに価値(例えば思い出など)があればお金を払ってでも手に入れるでしょう。


「お金」はその「価値」に対して支払われる「対価」だといえます。


「仕事」は「価値( 世の中の役に立つこと )を提供すること」

「仕事」と聞いたら、お金を稼ぐためにすること。「大変なこと、辛いこと」の対価としてお金を稼いでいる。と考える方が多いと思います。


仕事とお金の関係は、結び付いているようです。

お金を稼ぐということは、価値を生み出すこと、といえます。

この場合の価値とは、「世の中の役に立つこと」と言い換えてみます。


例えば、溶接や塗装などをして椅子(家具)を作ることは、それを自分で作ることの出来ない人の役に立つことだと言えます。

そして、その椅子が必要で自分で作ることが出来ない人は、その椅子に「価値」を感じ「お金」で購入します。

車を作ることが出来ない人の代わりに車を作る。
勉強を教えることが出来ない人の代わりに勉強を教える。
掃除をする時間のない人の代わりに掃除をする。

その価値の対価としてお金を受け取って(払って)います。

そこに仕事が生まれています。


お金を稼ぐということは、世の中の役に立つことをするということです。

たくさんお金を稼いでいる人は、世の中の役に立つことをたくさんしてきた人です。


「勉強」は「出来ないことを出来るようにすること(価値を身に付けること )」

「仕事」と「お金」の関係が結び付いたところで、一番大切な自分についてです。

何者でもない自分が、仕事をして世の中の役に立つこと(価値)を目指そうとしても、思うようにはいかないはずです。

他の人に出来なくて、自分に出来ることが少ないからです。


そこで、自分が今出来ないことを、出来るようにするために勉強をします。

だれかの代わりに役に立つことをすることで、そこに仕事が生まれます。


人が出来ないことが出来るようになると、そこには価値が生まれます。

その出来るようになったことが、多くの人が出来ないことであればあるほど、希少価値が生まれます。(お金を多く稼げるようになるということ)



「仕事」をするということは、「お金」「勉強」のことも含めて理解する必要があります。

この三つは深く結びついています。


これからどんな仕事をしようかと、探している子供たちには、まず、「お金の勉強」から始めることが大切でしょう。

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